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[唐辺 葉介] つめたいオゾン を読んだ  

category: 読書 tag: 唐辺葉介 

つめたいオゾン 富士見L文庫つめたいオゾン 富士見L文庫
(2014/09/13)
唐辺 葉介

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お互いの感覚を共有してしまう奇病『アンナ・メアリー症候群』を発症した脩一と花絵。
幼いころから母親の抑圧に耐え、将棋を心の拠り所にしてきた脩一。
家族を火事で失ってから心を開くことを忘れてしまった花絵。
幼少時、二人がまだ出会う前。
その頃からお互いのことを誰よりも身近に感じながら共に成長してきた二人。
どこまでも同化してしまうお互いの心に二人は何を想うのか。

地の文が大半を占め、会話文はあまり多くありません。
その分彼と彼女の生い立ちはとても丁寧に綴られています。

また、脩一の祖父が病に罹るのですが、躰にウロコのようなものができ、顔が魚のようになってしまうというこれもまた奇妙な病です。そういった描写は他のシーンでもあるのですが、これがなかなかこの世界の妖しさを表しているように感じます。

とにかく失い続ける、喪失感のある物語です。
しかし、おそらく脩一と花絵にとっては再生の物語でもあるのでしょうね。
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