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[映画] かぐや姫の物語 を観た  

category: 映画
かぐや姫の物語 [Blu-ray]かぐや姫の物語 [Blu-ray]
(2014/12/03)
ウォルト ディズニー スタジオ ホームエンターテイメント

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竹の中から生まれた可愛らしい赤ん坊は、すぐさま育ち、またたくまに美しい娘へと成長しました。育て親の翁は彼女の美しさのあまり、高貴の姫として山から都へ移り住みます。都へきてからもますます美しくなった彼女は「かぐや姫」と名付けられ、噂を聞きつけた5人の貴公子たちに求婚を迫られます。しかしかぐや姫は求婚者たちに無理難題をあたえて彼らを振ってしまいます。
それから月日は流れ、かぐや姫は満月を見るたびに悲しみにくれるように。翁がその理由を聞くと、次の満月の夜、迎えにくる使者とともに月へと帰らねばならないという。
彼女は何を思って生きてきたのか? なぜ地球へきたのか? 罪とは? そして彼女にとっての幸せとは……


この映画を観た後に、高校の頃にやった古文の竹取物語をやっていたら、もっと興味を持って勉強できたと思います。暗唱とかやらされたのを覚えていますが、当時は覚えるのに一苦労でした。今だったらこの映画を見ているうちに覚えてしまいそうです。

竹取物語がここまで美しく、儚いお話だとは知りませんでした。高畑勲監督だからこそなのでしょうが、最高の映画です。美しい少女、かぐや姫の喜怒哀楽、彼女の嬉しさも悲しみも喜びも、そして怒りさえここまで見事に表現して映像の中に落とし込んでしまうというのは本当に素晴らしいと感じました。ここまでかぐや姫の感情が痛いほど伝わってくるということに驚きです。こちらまで笑ったり喜んだり怒ったり、そして泣いてしまいます。アニメーションの向こうから彼女の息遣いが聞こえてくるようです。蝶のように美しく、猫のように奔放で、しかしどこか儚げな彼女は何を感じ、何を思って生きてきたのか?

琴の音色がここまでマッチする作品もそうそうないと思います。かぐや姫が琴を弾いているシーンはいつもの奔放な彼女とは違い、凛々しく、優雅で、とても美しいと感じさせます。
あと、かぐや姫は気を許しているときと、人前などのときとで声のトーンが違うのですが、その切り替えも素晴らしいですね。いつもの気を許しているときの声から一変して、急にぞくりと感じさせるような冷たい声になるのです。求婚者たちに次々と無理難題を言いつけて振っていく場面はその冷淡な声にぞくぞくさせられました。

最後の場面で月から使者が迎えにくる場面は泣かされますね。仏のような表情のない使者は「生」を超越したもののような存在に感じられます。
はたして彼女はなぜ地球へきたのか? 罪とは? 幸せとは? この物語はそれらについて強く語りかけてきますが、すべてかぐや姫が答えてくれます。おそらく月には悩みも悲しみもないのでしょう。彼女はただ「生きたい」と願っただけなのですね。
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